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【牛天神北野神社と御朱印】源頼朝が創建した、なで牛の発祥の神社。限定御朱印が人気【文京区】

牛天神北野神社

文京区春日にある牛天神北野神社にお参りしてきました。東都七天神の一社です。

小石川後楽園に近い静かな住宅街の中にある神社で、細く長い階段を登ると木々に包まれた神社境内が開けます。

境内にある大きな桜は水戸黄門様こと水戸光圀が奉納したものだとか。奉納された桜、5本のうち4本は枯れてしまいましたが、残った桜は今も春になると見事な花を咲かせます。

また牛天神北野神社の境内には、全国の天神様にある「なで牛」の発祥と言われる牛に似た形をしている「撫で岩」があります。牛のイラスト

牛天神北野神社の見どころと御朱印

牛天神北野神社の御由緒

鎌倉時代、源頼朝公が当地にあった岩に腰掛け休息したとき、夢に牛に乗った菅原道真公が現れ「二つの喜びがある」と告げられた。翌年その喜びがあり、頼朝公がこの岩を祀り牛天神を創立。出典:公式サイト

創建は鎌倉時代に遡ります。源頼朝が奥州へ向かう際、この地の岩に腰かけて休憩をしていると、菅原道真公の夢を見て「2つの願いが叶う」と神託を受けました。確かに願いが叶ったことに感謝した頼朝はこの時の岩を御神体とし、社殿を創建しました。

頼朝が腰かけていた岩の形が道真公が乗っていた牛に似ていたのだそうです。この岩は社殿の脇に今もあります。

源頼朝が腰かけた!なでると願いが叶う「撫で岩」

社殿の脇にある「撫で岩(牛岩)」。頼朝が道真公の神託を受けた時に腰かけていたとされる岩です。よく見ると確かに、横たわっている牛のように見えます。左側の口元の方から撫でるといいらしいです。

この岩が全国の「撫で牛」の発祥と言われています。

牛天神北野神社 頼朝が腰かけたと伝わる牛の形をした撫で岩

葛飾北斎の富嶽三十六景にも描かれた

葛飾北斎 富嶽三十六景「礫川 雪の旦(こいしかわ ゆきのあした)」は牛天神境内西側にあった茶屋から、富士を眺める絵とのこと。この絵は2019年より、日本のパスポートの図柄にも選ばれています。

▽富嶽三十六景で唯一雪景色を描いた作品「礫川 雪の旦(こいしかわ ゆきのあした)」

葛飾北斎 富嶽三十六景「礫川 雪の旦こいしかわ ゆきのあした」

出典:Wikipedia

牛天神北野神社の御祭神

  • 菅原道真公

牛天神北野神社の御利益

  • 合格祈願・学業成就・心願成就・商売繁盛

牛天神北野神社の例祭日

5月25日

牛天神北野神社の御朱印

御朱印は社務所にていただけます。

  • 【初穂料】500円
  • 【受付】9:00~16:00

牛天神北野神社御朱印

牛天神北野神社では次の神社の御朱印をいただけます。また、季節やイベントには限定御朱印をいただくことができます。大人気なので行列必至!

  • 牛天神北野神社
  • 大田神社
  • 高木神社
  • 諏訪神社
  • 出世稲荷神社

▽御朱印は社殿左の社務所にて。

牛天神北野神社の社務所

牛天神北野神社へのアクセス

  • 地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園駅」 徒歩10分
  • 地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」 徒歩10分
  • JR中央線・地下鉄東西線・南北線・大江戸線・有楽町線「飯田橋駅」 徒歩10分

後楽園駅 1番出口

後楽園1番出口からスタート。

出口を出たら左に進みます。「牛天神坂」の交差点がありますので、右に曲がります。1つめの曲がり角を右に曲がると、下記のような看板が出ています。

牛天神北野神社の看板

牛天神北野神社の境内へ

道なりに坂を上っていくと、社号標と変わった形の鳥居が見えてきます。鳥居の向こう側に階段が続いています。

牛天神北野神社の社号標と一の鳥居

住宅街の間の細い道の向こうには木々が茂った、静かな空間が広がっています。この細い道には「異世界に続いていく」ように感じられる雰囲気があります。

牛天神北野神社の階段

訪れたのが真夏だったからでしょうか。階段の脇には風鈴が下げられ、風に吹かれて綺麗な音を聞かせてくれました。

牛天神北野神社の風鈴

境内には生い茂った木々のエネルギーが満ち、あちこちに「天神様らしい」牛や梅をモチーフにしたものがあります。

牛天神北野神社の牛のモチーフ
牛天神北野神社

御神木は樹齢100年超の木斛(もっこく)

牛天神北野神社の御神木

牛天神北野神社の御神木は樹齢100年を越える木斛(もっこく)。この木に願掛けをすると、願いが叶うとのこと。

梅の花をモチーフにした手水

手水で身を清めます。…ん?なんだか不思議な形をしている…。

牛天神北野神社の手水

見たことがない形をしているな、と思ったら、「梅の花」をモチーフにしてるんですね!龍の口から水が注がれるタイプの手水はよく見かけますが、さすが天神様^^

この手水は暗くなるとライトアップされるようです。

牛天神北野神社の梅の花をモチーフにした手水

躍動感ある毛並、子を慈しむ狛犬

躍動感のある毛並みが印象的な狛犬は文化6年に寄進されたもの。子供に乳を飲ませている狛犬は子を慈しむ優しい表情をしています。しっぽがくるんとカールして後姿がキュートです。

写真には写っていませんが、左側の狛犬の背中にはよじ登ろうとする子供の狛犬がいます。珍しいので、ぜひ背中に回って確認してみてくださいね!

牛天神北野神社の狛犬
牛天神北野神社の子供に乳を飲ませている狛犬

梅の紋が美しい社殿

天神様らしく、屋根に梅の紋が見られます。黒地にゴールドが映えます。

牛天神北野神社の社殿

牛天神北野神社の社殿

牛天神北野神社の社殿の屋根

愛嬌のある表情の「なで牛」は願いをこめてなでましょう

社殿の前の「なで牛」。願いを込めながら撫でると成就すると言われます。しっかり撫でておきましょう。口をちょっと開けた表情、愛嬌があっていいですね^^

牛天神北野神社のなで牛
牛天神北野神社のなで牛

 

境内社 太田神社高木神社

牛天神北野神社の境内社
牛天神北野神社の境内社 大田神社と高木神社

▽境内社の大田神社・高木神社の御祭神

  • 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
  • 猿田彦命(さるたひこのみこと)
  • 宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)

天鈿女命は芸能の神様で、道の神・猿田彦命とは御夫婦です。元は貧乏神とされた黒闇天女(くろやみてんにょ)(弁財天の姉)をお祀りしていたそうです。

しかし、このあたりに住んでいた貧乏な旗本の夢枕に老婆が経ち、自分はこの家に住みついている貧乏神であるが、「赤飯と油揚げを供えれば福を授けよう…」と告げ、その通りにしたところ、旗本はたちまちお金持ちになりました。

このエピソードは「福の神になった貧乏神」として江戸中に広まり、多くの人が参拝に訪れるようになった、と伝わっています。

牛天神北野神社の基本情報

所在地  〒112-0003 東京都文京区春日1丁目5−2
Tel  03-3812-1862
最寄駅  地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園駅」 徒歩10分
地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」 徒歩10分
JR中央線・地下鉄東西線・南北線・大江戸線・有楽町線「飯田橋駅」 徒歩10分
駐車場  なし
公式・参考サイト  公式:牛天神北野神社
御朱印  あり/初穂料500円
メモ  「撫で牛」発祥の地、限定御朱印が人気の神社です

東京都にある代表的な天神様「東都七天神」について

東都七天神【東都七天神】東京を代表する7つの天神様

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