こんぴらさんの愛称で親しまれる、金刀比羅宮(ことひらぐう)。
香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社です。
東京でもこの「金刀比羅宮」にお参りすることができます。
有名なのは水道橋のこんぴらさん「金刀比羅宮東京分社」と今回ご紹介する、虎ノ門金刀比羅宮。
虎ノ門金刀比羅宮はオフィスビルの合間に鎮座しています。プリンが美味しい純喫茶「ヘッケルン」がすぐ近く。昭和の懐かしさ満載の喫茶店ですので、ぜひ参拝後にどうぞ♪
徒歩圏内には烏森神社や愛宕神社といった有名な神社もあります。
Contents
虎ノ門金刀比羅宮の御由緒・御祭神・御利益と見どころ
虎ノ門といえば、官庁街が立ち並ぶ霞ヶ関にも近くオフィス街。虎ノ門金刀比羅宮はそんなオフィスが立ち並ぶ高層ビル街に鎮座しており、近代的なビルと歴史を感じさせる社殿がほどよく馴染んだ少し不思議な光景を見せてくれます。
ちょうどお昼休みだったこともあり、サラリーマンの参拝客が多かったです。神社にお参りすると「気持ちの切替」ができるんですよね。仕事中に溜めてしまった「黒いもの・重いもの」をそっとリセット。
御由緒
虎ノ門金刀比羅宮は300年以上の歴史をもつ神社です。
1660年丸亀藩の邸内社として芝三田に鎮座し、1679年に現在の地に移転した。御神徳は海上安全、商売繁盛。また御祭神は運を開く神様とも言われ元日から初こんぴらの一月十日までに限り開運の御守を授与している。出典:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/minato/3022/
当宮は万治三年(1660年)に讃岐国丸亀藩主であった京極高和が、その藩領内である象頭山に鎮座する、金刀比羅宮(本宮)の御分霊を当時藩邸があった芝・三田の地に勧請し、延宝七年(1679年)、京極高豊の代に現在の虎ノ門(江戸城の裏鬼門にあたる)に遷座致しました。爾来江戸市民の熱烈なる要請に応え、毎月十日に限り邸内を開き、参拝を許可しました。
当時は“金毘羅大権現”と称されていましたが、明治二年(1869年)、神仏分離の神祇官の沙汰により事比羅神社に、明治二十二年(1889年)には金刀比羅宮に社号を改称し現在に至ります。
ご神徳は海上守護、大漁満足は勿論のこと、五穀豊穣・殖産興業・招福除災の神として広く庶民に尊信され、東国名社の一つとして知られています。出典:http://www.kotohira.or.jp/history/history.html
御祭神
- 大物主神(おおものぬしのかみ)
- 崇徳天皇(すとくてんのう)
御利益
- 海上安全
- 商売繁盛
- 金運・出世運UP
- 縁結び
例祭日
10月10日(大祭)/1月10日(初こんぴら)/毎月10日(月次祭)
虎ノ門金刀比羅宮の御朱印
- 【初穂料】お気持ちで(300円を納めさせていただきました)
- 【授与時間】平日:8:30~17:30、土日祝:9:00~16:00
2018年10月5日拝受
虎ノ門金刀比羅宮の最寄駅とアクセス
最寄駅
- 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」 徒歩1分
虎ノ門駅A2出口が一番近いです。
銀座線虎ノ門駅2番出口から地上に出て、まっすぐ進むとすぐに大きな鳥居が見えてきます。
虎ノ門金刀比羅宮の境内へ
一礼をして鳥居をくぐり、虎ノ門金刀比羅宮の境内に入ります。虎ノ門金刀比羅宮は虎ノ門琴平タワーに隣接しています。いや、隣接というより一体化している感じ。
▼参道はこんな感じ。ビルの下をくぐっていきます。
手水舎、神楽殿もまるでビルの一部のような、近代的でスタイリッシュな雰囲気が漂っています。新しくて綺麗。
社殿前の鳥居がすごい
社殿前にある銅鳥居はぜひじっくり見てほしい。文政4年(1821年)に奉納された「明神型鳥居」なのですが、近づいてみるとすごいんです。
鳥居の上部に四神の彫刻が施されています。四神とは4つの方角を守る霊獣で、それぞれ
- 東=青龍
- 西=白虎
- 南=朱雀
- 北=玄武
と言います。こちらの胴鳥居は港区指定有形文化財・建造物に指定されている貴重なモノ。近くで観ると、その精巧さに見とれてしまう。生き生きとした躍動感にあふれています。
▼銅鳥居の近くにある百度石。こちらも港区指定有形文化財・建造物に指定されています。
社殿
かつての社殿は戦争で焼失。現在の社殿は昭和26年(1951年)に再建されたものです。色鮮やかなのぼりがはためいています。
▼こんぷらさんの「金」のマーク!
社務所は社殿の左手にあります。琴平タワーと完全に一体化しており、ビルの1階にあります。授与品・御朱印はこちらにて。
▼オリジナル御朱印帳もあります。
境内社
虎ノ門金刀比羅宮にはいくつかの境内社があります。
喜代住稲荷神社
結神社(むすびじんじゃ)
境内社の結神社は江戸時代から「縁結び」の御利益があることで女性たちの信仰を集めてきました。『新撰東京名所図会』にも当時の様子が描かれているそうです。
当時の女性たちは、自らの黒髪の一部を切り取って周りの木々に結び、良縁を願ったそうです。
現在では髪を結ぶ女性はさすがにいなさそうですが、赤いひもを結び、良縁を願うというかたちで「結び」の風習が受け継がれています。
▼結神社の近くにはこんなにたくさんの赤いひもが結ばれていました!
色が変色しているものもあり、長い間にわたる多くの人々の願いが込められているのがわかります。
▼赤いひもとお守りがセットになった良縁祈願セットは社務所で受けることができます(初穂料は800円)
↓東京で縁結びの御利益がある神社はこちら
東京三大縁結び神社について虎ノ門金刀比羅宮の基本情報
所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-2-7 |
Tel | 03-3501-9355 |
最寄駅 | 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」 徒歩1分 |
駐車場 | なし/近くにコインパーキングあり |
公式・参考サイト | http://www.kotohira.or.jp/ |
御朱印 | あり/初穂料はお気持ちで。 |
メモ | 境内社「結神社」は縁結びの御利益あり |
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- 烏森神社|サラリーマンの聖地新橋に鎮座する神社
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