【尾崎神社と御朱印】別名「金沢東照宮」朱塗りの社殿が美しい神社｜石川県金沢市

石川県金沢市にある尾崎神社にお参りして御朱印をいただいてきました。

金沢は百万石の大名であった加賀前田家が治めていた地で、全国的に知名度が高く、人気のある観光地の1つです。金沢の有名な観光スポットである近江町市場・兼六園・金沢城址公園などから徒歩圏内に古い神社がいくつか鎮座しており、尾崎神社もその1つ。

金沢といえば尾山神社が有名ですが、尾崎神社は小規模な神社ながら重要文化財に指定される朱塗りの社殿が美しい神社です。尾山神社の裏門にあたる東参道まで徒歩3分の距離にありますので、あわせてお参りするのがおすすめです。

尾崎神社の御由緒・御祭神・御利益と見どころ

尾崎神社の御由緒

寛永17年、加賀藩第四代藩主前田光高公が東照大権現（徳川家康）勧請を幕府に願い出て、許可を得て金沢城内の北の丸に造営を開始。

後神霊を飢えの寛永寺から勧請して同20年に落成しました。明治7年に御祭神に天照大神と加賀藩三代藩主前田利常公を加え、社名を金沢東照宮から尾崎神社に改称しました。

明治11年、金沢城が陸軍省用地となったことから現在地に移築されました。

東照大権現（徳川家康）が祀られており、別名を「金沢東照宮」と言います。朱塗りの社殿に德川家の御紋である葵の御紋が散りばめられており「金沢城の江戸」「北陸の日光」とも呼ばれました。

尾崎神社の御祭神

東照大権現こと徳川家康が祀られている神社は全国にあり、四大東照宮として、日光東照宮、久能山東照宮、芝東照宮、上野東照宮が有名です。

尾崎神社の御利益

祀られているのは徳川家康ですので、立身出世や大願成就の御利益は大いにありそうです。天照大神が祀られていますので縁結びの御利益もあります。

尾崎神社の御朱印

御朱印は社殿右手の社務所にて受けることができます。

• 【初穂料】300円
• 【授与時間】宮司さんが不在の時間があるため、確実に御朱印を授与されたい方は事前に確認した方がベターです。

▲力強い文字で描かれた御朱印。葵の御紋と加賀國東照宮の文字が見られます。

2018年11月23日拝受

尾崎神社の最寄駅とアクセス

〒920-0937 石川県金沢市丸の内５−５

尾崎神社の境内へ

大通りから1本、細い道を入ると、朱塗りの美しい透塀（すきべい）と門が見えてきます。閑静な住宅街の中で浮かび上がるような存在感を持っています。

社号標の隣に御由緒があります。歴史を感じさせますね。

朱塗りの柱は塗が剥げており、建立されてからの長い歴史を偲ばせます。

手水舎で身を清めてお参りをします。

境内にある古い石造りの鳥居

尾崎神社の社殿

江戸時代初期の1643年に建立された朱塗りの社殿は重要文化財に指定されています。

扉や瓦など、社殿のあちこちに「葵の御紋」が見られます。「金沢東照宮」の名前にふさわしい豪奢な彫刻が施されていますね。

尾崎神社の狛犬

社殿の手前に鎮座する狛犬。ずんぐりした丸顔が印象的な狛犬です。

社殿右手にあるこちらの授与所にて、御朱印や授与品がいただけます。宮司さんが不在の時が多いという情報があったのですが、この時は授与所にいらっしゃいましたので、すぐに対応していただけました。

金沢市内の観光案内をいただき、見どころを教えてくださる優しい宮司さんでした。金沢は大きな地震や空襲の被害を受けなかったので、江戸時代当時の街並みや建物がそのまま残っている場所が多いのだそうです。

尾崎神社の境内社

小さな稲荷神社がありますので、こちらにもお参りを。

私が尾崎神社を訪れたのはちょうど紅葉の見頃でした。境内のもみじが赤く色づき、尾崎神社を彩っていました。

尾崎神社の基本情報

近くの神社・スポット

• 尾山神社
• 金澤神社
• 石浦神社
• 兼六園
• 21世紀美術館
• 金沢城跡公園