日本橋にある大規模商業施設「コレド室町」のすぐ近くに鎮座する福徳神社に参拝し、御朱印をいただいてきました。
「え?こんなところに神社があるの?!」
初めて見たときは驚いてしまいました。しかも社殿が立てられたばかりで新しくて綺麗なんです!
日本橋、大通りから1本入ったところ、大手ショッピングモールや百貨店などが立ち並ぶなかに、ぽっかり開けた空間に福徳神社はあります。
ショッピングやランチを楽しんだ後に、ぜひ足を伸ばしてみてください。
Contents
福徳神社の社殿はピカピカ!
2014年に完成したばかりの福徳神社の社殿はピカピカ!
真っ白な石畳が敷かれた参道、お稲荷さん、すべてが真新しい。まっさらな福徳神社ですが、歴史は古いんです。
創建は1000年以上前にさかのぼり、貞観年間(859~
福徳神社の御由緒 徳川家康・秀忠も参拝!
福徳神社は貞観年間からこの地に鎮座し、徳川家康やその息子、秀忠も参拝しました。
当社の創祀された時は明らかではありませんが、当社に伝わる略記によると、貞観年間(清和天皇・八五九~八七六年)には既に鎮座していたようです。
武蔵野の村落である福徳村の稲荷神社として祀られ、その地名をとって社号としました。
その鎮座する社地は広く、社殿も宏壮で、社の四隣は森林、あるいは田畑に囲まれ、農家が散在する片田舎でした。土地の人は神社の森を稲荷の森、その森の一端に建てられていた里程標(石造一里塚)を「稲荷の一里塚」と呼び親しんでいました。出典:福徳神社公式サイト
もともと武将からの信仰が厚い神社で、源義家朝臣が深く崇敬していました。江戸幕府以前は太田道灌公を合祀し、天正18年(1590年)8月1日に江戸に入府した徳川家康も、同月福徳神社に参拝し、その後も数度にわたって参拝を行いました。
福徳神社は別名「芽吹稲荷」と呼ばれています
福徳神社は別名を「芽吹稲荷」と言います。これは江戸幕府の第二代将軍徳川秀忠の言葉が由来になっています。
秀忠は慶長19年(1614年)に福徳神社に参拝し、
「福徳とはまことにめでたい神号である」
と、称賛。神社の椚(くぬぎ)の鳥居に春の若芽が芽吹いているのを見て、「芽吹神社」と名付けました。
福徳神社の御祭神
福徳神社にはこんなにたくさんの神様が祀られています!
<主祭神>
- 倉稲魂命〈うかのみたまのみこと〉
<相殿>
- 天穂日命〈あめのほひのみこと〉
- 大己貴命〈おおなむちのみこと〉
- 少名彦名命〈すくなひこなのみこと〉
- 事代主命〈ことしろぬしのみこと〉
- 三穂津媛命〈みほつひめのみこと〉
<江戸時代前後に合祀>
- 太田道灌
- 弁財天(江戸城より勧請)
- 徳川家康(東照大権現)
福徳神社の御利益
宝くじ当選・商売繁盛・厄除け・良縁成就・旅行安全など
江戸時代、火災などで焼失した寺社を再建するために幕府の許可を得て「富くじ」が行われましたが、ここ、福徳神社でも「富くじ」興行が行われていました。
社号が「福徳」とたいへん縁起が良いこと、また徳川秀忠によって江戸城から弁財天が合祀されていたことから、福徳神社の富くじはたいへん人気がありました。
だから今も「宝くじ当選」を願う参拝客が多いんです。一攫千金の夢、私も叶えたいものです(笑)
福徳神社の御朱印
御朱印は社殿の右脇にある授与所にて、いただけます。
初穂料は300円。受付は10:00~15:00です。
福徳神社へのアクセス
- 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」 1分
福徳神社は中央通りから「コレド室町」の北側を東へ50メートルほど入ったところにあります。
商業施設やオフィスなど、高層ビルが立ち並ぶなか、ぽっかりと空間が開けており、まるで異次元に入り込んだような、不思議な感覚が味わえます。
福徳神社の境内へ
福徳神社の別名は「芽吹稲荷」、名付けたのは徳川秀忠です^^
手水舎で身を清めます。竜の口から水が流れ出るタイプの手水。龍も石盤もすべてがまっさら!
真新しい社殿は2014年に完成したばかり
日本橋の高層ビル群を背景に、真新しい社殿が鎮座しています。この日は休日だったこともあり、多くの参拝客でにぎわっていました。
▽社殿の前に一対のお稲荷さん。何かを口にくわえてますね。
芽吹き勝守と芽吹き守
福徳神社ではいくつかのお守りを受けることができます。上の写真は社殿のそばに飾られていた大きなお守り。芽吹いたばかりの「若芽」が描かれています。以下のような御利益があるとされ、大変人気の高いお守りです。
- 勝負ごとに御利益がある「勝守」
- 宝くじ祈願の「富籤守」
- 恋愛成就の「恋守」
など、たくさんの種類のお守りがあります。
▽願いが込められた絵馬
かわいいお稲荷さんの形の絵馬もあります。みんなの願いが叶いますように!!
御朱印は授与所にて、受付時間に注意
御朱印は社殿の右側にある授与所にていただきます。初穂料は300円。
受付時間が「10:00~15:00」と短いので、ご注意くださいね。
イロハモミジに社殿が映える
都会の神社なので、境内は広くはないのですが、鮮やかなイロハモミジと真っ青な空に、真新しい社殿はよく映えて美しかったです。
福徳の森
福徳神社に隣接する「福徳の森」は憩いのスポット。福徳神社の鎮守の森として整備されました。造園は東京ミッドタウンの檜町公園を手がけた榊原八朗氏です。
ベンチが置かれ、オブジェや若い緑の木々が「森」のように静かでリラックスできる場所です。
この日はクリスマス前だったせいか、ツリーに似た雰囲気のオブジェがありました。
薬祖神社
福徳の森に隣接して、「薬祖神社」があります。この神社は江戸時代に薬問屋が軒を連ねた日本橋にあった薬祖神社を移転勧進したものだそうです。
こちらにもぜひお参りを♪
福徳神社の基本情報
所在地 | 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-4-14 |
Tel | 03-3276-3550 |
最寄駅 |
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駐車場 | なし |
公式・公式サイト | 【公式】福徳神社 |
御朱印 | あり/初穂料300円 |
メモ | 東京福めぐりの一社 |
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