渋谷区の金王八幡宮のすぐ近くにある小さな神社、豐榮神社/豊栄神社をご紹介します。
豐榮はそれぞれ「豊」と「栄」の旧字です。女優の榮倉奈々さんの「榮」ですね。
読み方は「とよさかいなり」です。難しい!
Contents
豊栄稲荷神社の御由緒・御祭神・御利益と見どころ
豊かに栄える、という名がぴったり。五穀豊穣の神「宇迦之御魂命(倉稲魂命)」を祀る稲荷神社です。
御由緒
創建は鎌倉時代の頃、渋谷八幡宮(現金王八幡宮)をお祀りした渋谷氏の祖河崎土佐守基家の曾孫高重によって祀られたと伝えられています。引用:「豐榮稲荷神社の記より」
元々は渋谷川のほとり、現在の渋谷駅近くに鎮座していたそうです。昭和36年、東京都の区画整理事業が行われるに伴って現在の地に遷座しました。
御祭神
- 宇迦之御魂命(倉稲魂命)
御利益
- 家内安全
- 家運隆昌
- 商売繁盛
- 開運厄除
- 子授安産など
豊榮稲荷神社の御朱印
- 【初穂料】300円
- 【授与時間】要確認
社殿左手に社務所があり、こちらで御朱印をお受けすることができますが無人のことが多いです。金王八幡宮の授与所でもお受けできます。
2019年6月8日拝受
豊榮稲荷神社の最寄駅とアクセス
- JR・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線「渋谷駅」16C出口 徒歩5分(渋谷警察署裏)
豊榮稲荷神社の境内へ
金王八幡宮に参拝しようとして、隣に神社があることに気づきました。本当に近い。道を挟んで向かい側に金王八幡宮の西側の鳥居が見えています。
小さな神社ですが、朱色の鳥居が連なる姿はとても美しく、その先には清らかな空間があります。
鳥居の左手に手水舎、
右手に庚申石塔が並んでいます。「延宝」「貞享」「元禄」「宝永」「享保」「元文」など。いずれも江戸中期に作られた歴史あるものばかり。「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿がずらりと並んだ姿は微笑ましさを覚えます(笑)
鳥居の先には朱塗りの社殿。昭和47年に造営されたものです。社殿の左手にあるのは社務所。無人であることが多いのですが、この日は神職の方がいらっしゃったのでその場で御朱印をお受けすることができました。
境内に昭和50年には研修道場の「蔵脩館(ぞうしゅうかん)」が建設されました。私が訪れた時は使用されていなかったのか静かでしたが、剣道の稽古などに利用されているそうです。
道を挟んですぐ横に金王八幡宮が鎮座しています。金王八幡宮は源義家が勧請した古社で、「金王」は渋谷の地名の由来になった「渋谷金王丸」から取ったもの。都心とは思えない静かな場所ですので、ぜひあわせてお参りを。
【金王八幡宮と御朱印】春日局が寄進した社殿と珍しい金王桜が楽しめる|渋谷区豊榮稲荷神社の基本情報
所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目4−7 |
Tel | 要確認 |
最寄駅 | JR・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線「渋谷駅」16C出口 徒歩5分(渋谷警察署裏) |
駐車場 | なし/近くにコインパーキングあり |
公式・参考サイト | Wikipedeia |
御朱印 | あり/初穂料300円(神職不在の場合は金王八幡宮の授与所にて) |
メモ | 隣接する金王八幡宮の兼務社 |
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