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【大鳥神社と御朱印】創建は1,200年以上前という目黒区最古の神社|目黒区

目黒大鳥神社の社殿

大鳥神社は目黒駅から続く権之助坂を下った先に鎮座しています。創建1,200年以上の歴史を持つ古社で、目黒区最古の神社とされています。

室町時代の江戸図にはすでにその存在が記されているそうで、古くから多くの人々の信仰を集めてきた神社です。

大鳥神社の御由緒・御祭神・御利益と見どころ

小さな神社ですが、思った以上にその歴史は深かった…。

御由緒

平安時代に創建され、約1200年の歴史を誇る神社。江戸時代より続く11月の酉の市は都内では数少なく、伝統に裏づけされた厚い信仰を集めている。日本武尊にまつわる伝説も多く、目黒区内最古の神社としての格式を現在に保っている。引用:東京神社庁

景行天皇の御代、この場所に國常立尊(くにのとこたちのみこと)を祀った社があり、日本武尊が東夷平定の折、この場所に立ち寄って平定を祈願したと伝わっています。見事東夷を平定した日本武尊は十握剣(とつかのつるぎ)を献上し感謝しました。この剣は大鳥神社の社宝となりました。

社殿によるとその後、「日本武尊の魂が白鳥として現れ鳥明神として祀る」とあり、大同元年には社殿が造営されました。このため大鳥神社の社紋は「鳳凰」が用いられています。お賽銭箱にも鳳凰の姿があります。

目黒大鳥神社の社紋である鳳凰が描かれた御賽銭箱

江戸図として最も古いとされる室町時代の「長禄の江戸図」にも大鳥神社が「鳥明神」として記載があります。この江戸図に記載される神社は全部で九社で、大鳥神社は江戸九社の1つでした。

御祭神

  • 日本武尊
  • 國常立尊(くにのとこたちのみこと)相殿
  • 弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)相殿

弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)は日本武尊のお妃にあたります。

御利益

  • 恋愛成就
  • 商売繁盛
  • 心願成就 など幅広い御利益があるとされる

例祭日

9月9日に近い日曜

日本武尊の徳をたたえる「剣の舞」が奉納され、11月の酉の日には酉の市が行われることで知られ、いずれも大きな賑わいを見せる。

大鳥神社の御朱印

  • 初穂料:500円
  • 受付時間:9:00~16:00(不在の時あり)

目黒区 大鳥神社の御朱印

2019年7月13日拝受

大鳥神社の最寄駅とアクセス

  • JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線「目黒駅」(西口) 徒歩10分

〒153-0064 東京都目黒区下目黒3-1-2

目黒駅から権之助坂を下って10分ほど歩きますと、目黒通りと山手通りという2つの大きな通りが交わる場所に「大鳥神社」という名前の交差点があります。

目黒大鳥神社入り口の交差点

大鳥神社の交差点までやってきたら、すぐ左手に大鳥神社の鳥居と社号標が見えています。

目黒大鳥神社の鳥居と社号標

交通量の多い通りに面して、大鳥神社が鎮座しています。

大鳥神社の境内へ

目黒大鳥神社の石造りの鳥居

大きな石造りの鳥居を一礼をしてくぐります。境内に入るとすぐ左手に手水舎があります。こちらで身を清めてお参りをさせていただきます。

目黒大鳥神社の手水舎

大鳥神社の御由緒。

目黒大鳥神社の御由緒

大鳥神社の御由緒

この日は課外学習?でしょうか。中学生らしい子供たちが境内にたくさんして調べ物をしているようでした。平日の午前中は参拝客も少ないかと思いきや…。元気にあれやこれやと言い合いながら勉強している学生さんの姿、ほほえましかったです(笑)

大鳥神社の社殿

現在の社殿は1962年(昭和37年)に完成したものだそうです。

目黒大鳥神社の社殿

目黒大鳥神社の社殿

大鳥神社の狛犬

社殿の前には一対の狛犬。二体とも苔が生えており、時間を感じさせてくれる。体つきが丸みを帯びており、ふっくらした表情が印象的。毛並みがもふもふした柔らかい存在感を持つ狛犬です。

目黒大鳥神社の狛犬

社殿から境内を振り返るとこんな感じで、神楽殿があります。目の前は大きな道路があるのになぜか境内に入ると静かに感じます。

目黒大鳥神社の境内と神楽殿

大鳥神社の社務所があり、御朱印はこちらでいただくことができます。以前は例大祭や酉の市など特別な日以外には授与されていなかったようなのですが、私が訪れた時には置き書きの御朱印を授与していただくことができました。

目黒大鳥神社の社務所

大鳥神社の境内社

目黒稲荷神社が鎮座しています。

大鳥神社の境内社

目黒稲荷神社の傍らに立っているのは「おがたまの木」。5月頃にはフルーツのような豊かな香りを放つ花を咲かせます。

目黒大鳥神社 おがたまの木

目黒稲荷神社のそばにはいくつかの石碑などがあり、その1つには「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿が刻まれていました。

目黒大鳥神社

目黒大鳥神社

切支丹灯篭とオオアカガシ

目黒大鳥神社

境内の一角にあるのは切支丹灯篭。元は肥前島原藩主松平主殿頭の下屋敷内にあったものと伝わっています。

オオアカガシとは東京都の天然記念物にも指定されていた巨木です。2004年時点では樹高が16メートルもあったそうです。詳細な樹齢は不明ですが、学術的にもとても価値がある木でした。しかし、1975年ごろから徐々に弱り始め、残念ながら枯れてしまったそうです。オオアカガシが緑の葉を茂らせているところ、見てみたかった…。

大鳥神社の基本情報

所在地  〒153-0064 東京都目黒区下目黒3-1-2
Tel  03-3494-0543
最寄駅  JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線「目黒駅」(西口) 徒歩7分
駐車場  なし
公式・参考サイト  http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/meguro/5209/
御朱印  あり/初穂料500円
メモ  江戸時代から続く酉の市で有名。目黒のお酉さまと呼ばれ親しまれている。

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