神楽坂にある赤城神社にお参りしてきました。
赤城神社には建築家の隈研吾氏が担当した、スタイリッシュな社殿があります。境内には神社と調和するようなデザインの分譲マンションがあり、近代的でおしゃれな雰囲気です。カフェもありますし、神楽坂散策に訪れた際にはぜひ、立ち寄りたい場所です^^
徒歩圏内に東京三大縁結びの一社として女性に大人気の東京大神宮が鎮座しています。
【東京大神宮と御朱印】縁結びの御利益で人気!伊勢神宮の神様にお参りができます|千代田区飯田橋Contents
赤城神社
正安2年(1300年)に大胡彦太郎重治が群馬県にある赤城神社を勧請したのが始まりです。
江戸時代は徳川幕府によって、江戸大社の1つとされ、牛込の総鎮守として人々に崇められていました。また、「日枝神社」「神田明神」とともに「江戸の三社」と称されました。
赤城神社の御由緒
伝承によれば、正安2年(1300年)、後伏見天皇の御代に、
群馬県赤城山麓の大胡の豪族であった大胡彦太郎重治が牛込に移住した時、
本国の鎮守であった赤城神社の御分霊をお祀りしたのが始まりと伝えられています。その後、牛込早稲田の田島村(今の早稲田鶴巻町 元赤城神社の所在地)に鎮座していたお社を
寛正元年(1460年)に太田道潅が神威を尊んで、牛込台(今の牛込見付附近)に遷し、
さらに弘治元年(1555年)に、大胡宮内少輔(牛込氏)が現在の場所に遷したといわれています。
この牛込氏は、大胡氏の後裔にあたります。天和3年(1683年)、徳川幕府は江戸大社の列に加え牛込の総鎮守と崇め、
「日枝神社」「神田明神」と共に、「江戸の三社」と称されました。
この三社による祭礼の際における山車、練物等は江戸城の竹橋から内堀に入り
半蔵門に出ることを許されていました。その後、明治6年に郷社に列することになります。
しかし、街の発展に伴い電柱や電燈などの障害物ができたので、
盛観を極めた山車行列は明治32年の大祭が最後となりました。出典:【公式】赤城神社
赤城神社の御祭神
- 「磐筒雄命」 ( いわつつおのみこと )
- 「赤城姫命」(あかぎひめのみこと):相殿
磐筒雄命は邪那岐命が火の神、迦具土神を刀で倒したときに生まれた神様。殖産興業、厄難消除、学問芸術の神又特に火防の神などの御利益があります。
赤城姫命は赤城神社を勧請した大胡氏の息女とも言われ、女性の願いを叶えてくれる神様です。
赤城神社の御利益
殖産興業、厄難消除、学問芸術、火伏、縁結びなど
赤城神社の御朱印
御朱印は社務所にて。
- 【初穂料】300円
- 【授与時間】9:00~17:00
オリジナル御朱印帳がかわいい!
赤城神社のオリジナルの御朱印帳がとってもかわいいんです!!購入できるのは以下の3種類。
出典:赤城神社公式サイト
私も買ってしまいました!!購入したのは「雪うさぎ」。(写真がイマイチなので、後日貼り直しますね!実物もっとかわいいです)
赤城神社へのアクセス
〒162-0817 東京都新宿区赤城元町1-10
まとめ
- 東京メトロ東西線「神楽坂駅」 徒歩1分
- 都営大江戸線「牛込神楽坂駅」 徒歩8分
近いのは東西線の神楽坂駅です。一番出口から地上に出ます。
さすが女性に人気の街、神楽坂。地上に上がると、雑貨屋さんやカフェなどが立ち並び、雰囲気のいい街です。どことなく京都を思わせるような趣きもある、小さな路地もあります。
▽さ、赤城神社に到着です。
▽スタイリッシュな社号標が迎えてくれます。
赤城神社の境内へ
QRコードを使って、赤城神社について知ることができます。最近、こういうの、増えてきましたよね。その場で知りたい情報にアクセスできるのはありがたいです。
▽赤城神社の御由緒が書かれています。こちらもオシャレですね^^
御手水で身を清めて、境内に入ります。
神社とは思えない、すっきりしたおしゃれな境内
神社の境内といえば、こんもりと森のように木々が茂っていたり、苔むした石段があったりと、歴史を感じさせられることが多いですが、赤城神社の境内は新しく、近代的。知らなければ神社とは思えないような雰囲気です。
写真の右側に移っているのは分譲マンション。神社の景観と調和するようなデザイン。いいなぁ、おしゃれ。住んでみたい(けど、家賃高そうだからムリ^^;)
▽境内には土がなく、コンクリート造り。
隈研吾氏が設計した社殿
こちらが世界的に有名な建築家、隈健吾氏設計の社殿。2011年グッドデザイン賞を受賞しています。神社がグッドデザイン賞!なんだか不思議な感じがしますが、今後はこういう現代風な社殿も増えていくのかも。
シンプルなデザインで、ガラス張り。しめ縄や提灯があるから、神社だとわかりますが、パッと見た外観はショールームやカフェのような印象を受けますね。
スフィンクスみたいな狛犬、加賀白山犬
赤城神社の狛犬はとてもユニークな形をしています。ほら、スフィンクスみたいでしょう?おかっぱみたいなたてがみと、ずんぐり体つきで胸を張った姿勢で、口元からは牙がのぞいています。
▽正面から
▽後姿 パッツンおかっぱ頭!
この狛犬、「加賀白山犬」と呼ばれるもので、江戸時代に流行したデザインなのだそうです。今はあまり残っておらず、珍しい狛犬です。狛犬のデザインにも流行があるんですね~。
社殿の右側に社務所がありますので、御朱印はこちらで。お守りなどの授与品もいただくことができます。
▽スフィンクス…ではなく、加賀白山犬の絵馬
赤城神社内のカフェ、あかぎカフェ
神社内にカフェがあります。この日は朝早くに参拝したので、空いてなかったのですが、いつか訪れてみたい。スイーツがなかなか好評みたいですよ^^
赤城神社の境内社
蛍雪天神
祀られているのは菅原道真。学問の神様です。戦火で焼失してそのままになっていたところ、旺文社の寄進により再建がされました。旺文社から発刊されている受験生向け雑誌「蛍雪時代」の名から「蛍雪天神」と名付けられたそうです。
▽合格祈願の蛍雪天神へは、芸能関係者が訪れることも多いそうです。映画やドラマのヒット祈願がずらり。
こちらもお忘れなく。鳥居をくぐったら、階段を登らずに、左に行く道があります。こちらにも境内社がありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
▽社殿の側面と屋根の様子を見ることもできます。横から見てもスタイリッシュ!
観音様・俳人巻阿の碑
八耳神社、出世稲荷神社、東照宮
奥まで進むと、3つの境内社があります。右から「八耳神社」「出世稲荷神社」「東照宮」。
「八耳(やつみみ)神社」は聖徳太子をお祀りしており、病気平癒で人気があります。「東照宮」は東照大権現こと徳川家康公をお祀りした神社です。
出世稲荷は近隣のサラリーマンがよくお参りに訪れるそうです。
▽目じりが下がり、優しい顔のおいなりさん。
まとめ
神社に見えないお洒落な社殿と、スフィンクスみたいなユニークな狛犬など、見どころたくさんの神社でした。
神楽坂近辺はおいしいスイーツが食べられるカフェやランチが人気のお店が多いです。東京大神宮も徒歩圏内ですしので、神楽坂散策と神社めぐりが一緒に楽しめます。
神楽坂、飯田橋で食いしん坊の私が堪能したグルメの一部を紹介します(笑)
詳細記事は別サイトにて紹介しています。
赤城神社の基本情報
所在地 | 〒162-0817 東京都新宿区赤城元町1-10 |
Tel | 03-3260-5071 |
最寄駅 |
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駐車場 | あり(利用希望者は要問合せ)/近隣にコインパーキングあり |
公式・公式サイト | http://www.akagi-jinja.jp/ |
御朱印 | あり/初穂料300円 |
メモ | 社殿は隈健吾設計、2011年グッドデザイン賞を受賞 |
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